幻想と現実
ある日の夜、と言っても深夜。
コンビニへ買物をするために家を出た。
買物へ行く途中、高校生くらいの男女数名が
楽しそうに笑いながら私とすれ違った。
何か変だ。
制服を着て、しかもこんな夜中に。
私は後ろを振り向こうと思ったが、構わず買物を急いだ。
恐らく、あの高校生たちは私とすれ違った後、
瞬時に消え去っていったに違いない。
あの登山で出会った人たちのように。
何故だろう。
この人たちは、私に何かを伝えたいのだろうか。
それとも、その存在を知って欲しいということなのだろうか。
つづく。