君と世界を変えて行く/幻想と現実の狭間で生きる・6

ある日の夜のことだった。

私は仕事で疲れていたので、帰宅して直ぐに

食事をして、お風呂に入って、寝床に入り眠りについた。

ふと、夜中に目が覚め、といっても目は閉じたままだ、

すると、はっきりした男の声で、オイッ!起きろ!何かが来るぞ!

というか、あなたは何者?誰⁉︎

その数秒後に、得体の知れないものが、

ただ一心に、私に向かって来るのが分かった。 

オイッ!出し抜けに卑怯だぞ!

こっちは無防備だ!と心の中で叫んでも無駄だった。

ほどなく、得体の知れないもの〈=多分オオカミ=誰かの眷属神だと思われる)が、私に激突してきた。

オオカミは砕け散った。

夢ではない。意識はあった。

それから、直ぐに目を開けた。

私は、こういう世界(他次元)が存在することを初めて知った。

             つづく。