君と世界を変えて行く/幻想と現実の狭間で生きる・7

ある日のこと、買い物をした後、歩道を歩いて街角にある交差点に向かって行くと、横断歩道で信号待ちをしている親子がいた。 

母親と3〜4才ぐらいの女の子だった。

ただ、その女の子は私を見ていた。

母親は正面を見ていて、女の子は後ろを振り向いたまま、ずっと私を睨んでいた。

私は、その女の子を知らないが、何かに取り憑かれていると直感した。

横断歩道に近づくと信号が変わった。

親子はその場を離れ居なくなった。

街を歩くと、人とすれ違う瞬間に、その人の顔が、一つ目だったり、恐竜の子どもの様な顔だったり、ヘビの顔だったり、一瞬なのだが見えることがある。

不思議な現象なのだ。

ある方のブログによると、この地上世界では

色々なものが入り込んで来ていて、玉石混交(ぎょくせきこんこう=玉と石が入り交じっていること。転じて、善いものと悪いものが一緒に混ざっていること)状態らしい。

私も、そのことを実感しているところです。

            つづく。