君と世界を変えて行く/幻想と現実の狭間で生きる・20

幻視

私は残念ながら未来を見通す力は持っていない。

だが時折、幻視することがある。

幻視するというよりも、見せられたと言った方がいいのかも知れない。

その一つに、ある街の真新しい高層マンションで、売り出し中にも関わらず、瞬時に廃虚になったのを幻視したのだ。

数年後なのか、もっと先のことなのか。

街は廃虚と化していた。

それともう一つは、これから地球上で起こる

ことだと思う。

私は、海中だと思われる場所で目が覚めた。

目に入ってきたものは、

宇宙人(善悪両方)が薄皮一枚(透明)で脱殻のように漂っていた。

これは完全に中身が消滅した姿だろう。

地球上で何が起こったのかは分からない。

人類は・・・。

私はこの光景を意識だけで見ていた。

肉体がある感覚はなかった。

つづく。