真実を見通す目
ある時、私はプロビデンス(=万物を見通す目)の存在が本当であることを知った。
何故、私がその存在を知らなければならなかったのか知る由もない。
現実世界で何が起きているのか、その目で見極めて生きなさい、ということだったのかも知れない。
この現実世界で何が起きているのか。
一体どうなってしまったのだろう。
それを知った上で、迷いがないと言えば嘘になる。
通常の人間ならば、誰もが頭がおかしくなるか、気が狂いそうになるだろう。
でも、現実にはそうなっていない。
何故だろうか。
何かに制御されている。
自然界に存在しない何か。
以前、住んでいた所での出来事だった。
私は夜中に目が覚め、その後、眠れないので夜明け前に散歩に出掛けた。
散歩途中で何気に空を見上げたら、
満天の星空だった・・・のだが。
よく見ると星ではなく、宇宙船だった。
私は自分の目を疑った。
何度も目を擦って見たが変わらなかった。
私は帰宅を急いだ。
つづく。